| で、とりあえずここでつらつらと思いつきでかいてみます。
私にとって批評と感想の違い一つは、(よい)批評というのは単独でも有益ですが、感想というのは5人、10人ぐらいのものを集めないと私は信用できないと思っているところです。感想というのは、いろんな人のものを比較して、多くの人から重複した意見が見れたときに、はじめて検討すべき価値があると私は判断します。感想は、自分の目指すところと、世間一般の求めるところのギャップを見れるという点で、批評より勝っていると思うので、逆に言うと、単独のある1人の人の意見では私にはどうも心が動かされないわけです。
全ての人の感想をいちいち反映させていては身が持たないし、10人からそこそこの評価を得るより、1、2人から熱烈に支持されたマンガの方が価値があると私は思っていますので、ある人から「このマンガ面白くない」と言われても、ただ趣味が合ってないだけだと思って忘れることにしています。一般に、多くの「マンガが好きな人」は世の中にあるマンガの「一部のマンガが好きな人」なのです。ですから一般に、ある人が僕のマンガを面白い、好きと感じる可能性は、そう思わない可能性より低いのではと思っているわけです。好かれなくて当たり前、気に入られなくて当然、それがデフォルトだと。
そこで提案、というか希望ですが、漫研でアンケートを取ったらいいんじゃないかと思います。
全作品に、全員が感想を書いて、まとめてプリントしてみんなに配布するわけです。ある程度フォーマットを決めて、コマワリ、演出、台詞まわし、テンポ、とかの項目をもうけて評価し、それとは別に思った事を書いてもらうとか。それぐらいすれば、あるいは批評と同じくらいか、人によってはそれ以上の何かが得られそうな気がします。この掲示板で話すネタも増えるんじゃないでしょうか。
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