| あーごめんーなんか無自覚になっていたがあの書き方では 「『僕といっしょ』は最近の下流ブームというには古い作品だから当てはまらないんじゃね?」 といいたげな文章になってたがこれは俺の書き方がミスっていて訂正したい。 むしろ「『僕といっしょ』は下流漫画のさきがけ的作品だと俺は思うんだがあってる? もっと早い作品あったっけ?」的なことを言いたかった。 下流漫画ときいて俺が最初に連想したのはこれだった。 バランサーというかむしろこれがメイン、出発点にして核心だとすら思う。 要するに「稲中のやつらがあのまま社会に出たらこんな感じですよ。おまえらこれでも笑えますか?」 っていうすごい残酷な笑いだと思うわけで。 で、「ほら、やっぱ笑えないよね?」っていう諦観がその後の古谷作品なんだと思う。 だからユートピアとしての稲中がまずあって、でもその住人を追いつめる現実社会が一方で無視できなくなって、 それが交わる点が『僕といっしょ』なわけで、だから出発点にして核心なんだよ、あれは。 俺たちはみんな心の中にイトキンを飼ってるんだよ。
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