| A5判 風車小屋の手順(作業者への手順説明)
■■目的 600dpi, 150dpi の解像度の JPG を得て、 漫画形式画像ビューワ(zeed) で見易い状態にする。
600dpi では実際は重くて使用に耐えない。 150dpi が実用的なライン。 600dpi は将来コンピュータの性能が劇的に向上した時のための資産という位置付け。 (600dpiで取って150dpi に解像度を落とすというのはモアレ対策という側面もある)
■■作業手順 ■本をバラす ・表紙を剥がす ・スキャンと並行しながら1枚ずつ本文を剥がしていく
■スキャン ・本文(表紙を除いた部分 = 3ページ目〜) 600dpi グレースケールでスキャン スキャンサイズは 14.80 x 21.00 cm ウチの環境では 14.80 x 20.99 cm(3496 x 4960 pixel)になったけど、 数ピクセルの差はキニシナイ (ただし1冊の本の中では統一されていた方が望ましい) ファイル名は3ページ目なら 003.bmp ・表紙、背表紙、裏表紙 600dpi 24bitカラーでスキャン これらを1ファイルにまとめる(表紙が左、背表紙が真ん中、裏表紙が右) スキャンサイズは縦は原稿に合わせるが、背表紙の分だけ横長になる ファイル名は 001.bmp ・表紙ウラ、裏表紙ウラ 本文サイズの単色画像(真っ白)を用意する ファイル名は表紙ウラの場合 002.bmp
以上でスキャン終了 風車小屋 52号 は裏表紙が 420ページ目なので、 001.bmp〜419.bmp の 419ファイルを fuusha52-bmp-600dpi フォルダに入れる (表紙と裏表紙が1ファイルになっているので 420.bmp は欠番)
ここまでの結果を HDD 上で良いから fuusha52-bmp-600dpi-bak としてバックアップしておこう。
■150dpiに解像度を下げたものを作る (私は Photoshop の「ファイル→自動処理→バッチ」機能を使ったけど、 より良いやり方があればそれで) ・fuusha52-bmp-150dpi にコピーする これを忘れると600 dpiのファイルが失われる!かも ・001.bmp を別のフォルダにコピー 作業を記録させる叩き台ファイル このファイルは後で捨てる ・Photoshop を起動し、「アクション→新規セット→新規アクション」 「●ボタン」で作業記録を開始 ファイルを開いて解像度を下げて、保存して閉じる 「■ボタン」で作業記録を終了 「ファイル→自動処理→バッチ」でアクションを記録したアクションに指定 ソースを「フォルダ」で、 fuusha-52-bmp-150dpi を選択 『「開く」コマンドを無視』にチェックを入れる OK で開始
■jpg への変換 irfan-view を使う (他のアプリケーションを使っても良いけど、最適な条件出しするのは結構大変だよ?) ・ファイル→一括変換 JPG を指定する。 本文は「グレースケールで保存」をチェック 保存画質は1〜100から選べるが、10くらいが最適だろう ・表紙は「グレースケールで保存」を外し、保存画質は30 ・150dpi, 600dpi の両方でやって、 fuusha52-jpg-150dpi, fuusha52-jpg-600dpi フォルダに格納
参考 ■解像度について A5判 グレースケールでのファイルサイズ ・150dpi : 1MB(bmp) ・300dpi : 4MB(bmp) ・600dpi : 16MB(bmp)
文字の分解能は 150dpi で十分っぽい。 しかし、トーンにモアレが出る。 300dpi でもモアレ。 600dpi だと殆ど目立たない。 1200dpi : 68MB(bmp)以上はスキャン時間がかかりすぎて実効的ではない。 jpg最高圧縮でやっても600dpiで最適化した画像より大容量、低画質 2400dpi : 270MB(bmp) 非現実的
■irfanview での jpg 変換の条件出し グレイスケールで、jpg 品質を変えて試した。 解像度を上げて品質を落とす方が容量当たりの鮮明さで有利なので 600 dpi で取る。 品質は 10 (0〜100)以上は変化なし。 カラー(表紙)は別に条件出しをした。 52号裏表紙のようにペタッと塗ったような画面はjpg圧縮するとジャギが出やすい。 品質30/100 くらいでやるのが無難っぽい。
■時間コスト ipp の環境では原稿のセットに15秒 取り込みに30秒 取り込み後のPhotoshop上での保存に10秒 確認5秒 スキャン関連で1ページ1分程度かかる。 その他の作業やらなんやら入れたら 50ページ/時間くらいだろう。
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