| おまえら温泉の話をしろ.というわけで,参加希望者は自分の希望を書いていけ.まずは俺から.
・時期は,2月17日以降がいい.「それは2月も暮れかけの,しかしまだ冬の寒さの残るある日のことだった」
・場所は,山奥がいい.「汽車を下りてから雪道を歩くこと3時間,ようやく旅館らしき建物が見えてきた」
・温泉街というより,一軒旅館がいい.「宿の回りは見渡す限り山ばかりで,ところどころ申し訳程度に小屋が見えた」
・近くに古い神社があるといい.「女将の話だと,天武朝のころまで遡るほど由緒のある神社らしい」
・客は我々の他は,ほとんどいない.「ほんにねえ,こないに山奥やから.訪ねてきてくれはる人もすくのうて」
・着いた途端に吹雪き.「こりゃ今日明日は外に出られんな」
・村人から聞かされる,不気味な伝説.「へっへっへ,若いもんはこういうの好きじゃろうて」
・そして惨劇の幕はあがる.「ぎゃああああああ」
・電話がつながらない.「こりゃ,雪で電線が切れたかな」
・警察を呼びにいけない.「しかし旦那,そりゃ無理ですぜ.なんせ一番近い麓の駐在さんまで,若けえもんの足でも半日はかかりやす」
・しかも密室.「一体犯人はどうやって…」
・そして第二第三の殺人.「この状況に慣れつつある自分に,僕は恐怖を覚えた」
・そんななか,地道に調査をする我々.「この伝説は,そんなに古いものじゃないんだ!」
・徐々に明らかになる,村の真実.「この村は,とんでもない秘密を隠している」
・迫りくる真犯人の魔の手.「危ない!」
・ついに見付かった,決定的証拠.「これは…!」
・事件の真相がついに明らかに.「これは,悲しい事件だよ」
・関係者全員集合.「みなさん,広間に集まっていただけませんか」
・暴かれる真実.「この事件は,実は非常に単純なのです.その単純さ故に,かえって真相が見え難くなってしまった」
・真犯人は!?「僕は,君が犯人だとどうしても思いたくなかった」
・犯人逆上.「だが,あいつらも,おまえらも死んで当然だ!」
・燃えあがる旅館.「だめだ,もう裏口まで火が回っている」
・火の手が迫るなか,犯人とサシで対決.「君のお母さんは,君がこんなことをすることを望んでいないはずだ」
・犯人の最期.「僕はもう少し早く,君と出会いたかった」
・辛くも旅館を脱出.「気がついたら,病院のベッドの上だった」
・エピローグ.「幽谷響の…祀だ」
長文失礼
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